もくじ
どっちを選ぶ!?HARDOXとSTRENX

皆さんこんにちは!ブログ担当のワタシです。
第四回目のブログは、弊社で取り扱いのある2種類の鋼材についてご紹介したいと思います!
「HARDOX(ハルドックス)」と「STRENX(ストレンクス)」
という名前を皆さん聞いたことがあるでしょうか?
かっこいい名前にふさわしく、とても硬くて強い鋼板なのですが、
お客様から「どっちがいいの?」や「何が違うの?」、「同じSSAB社の鋼板なのに、なんで使い分けるの?」とよくお問い合わせをいただきます。
そこで今回は、大鹿の社員であるワタシ目線で、2つの鋼板について比較しながら詳しく&分かりやすく説明出来たらと思います。さっそく行きますよー!
HARDOX (ハルドックス)について
まずはHARDOXについて。
HARDOXは、SSAB社で製造されている「圧倒的な耐摩耗性」を持つ鋼板です。
つまり、一言で表すと「すり減りや傷・こすれにとっても硬くて強い鋼板」です。
どこに使われている鋼板かというと、
- ダンプカーの荷台
- ショベルカーのバケット(アームの先端のスコップのような部分)
- ベルトコンベアのシュートと呼ばれる部品
- ブレード
などなど…
砂利や岩石、土砂により摩耗が激しい場所や部品で使用されることが多い鋼材です。鉱業や建設、農業の現場で広く使用されています。
上記のような用途で使用するのはもちろんのこと、これまで一般的な鋼板を使用している場所や部品の素材をHARDOXに変えるだけでも嬉しい効果が!
──それはズバリ!
鋼板の消耗・コストの削減ができる!
前述の通り、傷やこすれに強いので鋼板の消耗をぐっと減らすことができます。
さらに、消耗が減ることで鋼板の交換の手間や費用、交換に必要な時間を大きく削減することができます。とってもエコで経済的ですよね。
これだけ強い鋼板だと、切断や加工が大変なんじゃ…?
とお思いの方もいらっしゃるでしょうか。
いいえ、そんなことはありません。
HARDOXは不純物がとても少ない高精度な鋼材なので、レーザーでの精密な切断や折り曲げ加工まで、複雑な形状の加工もばっちりできちゃうんです。
STRENX(ストレンクス)について
続いてご紹介するのはSTRENXです!
STRENXは一言で表すと、「高強度」と「軽量化」の両方を兼ね備えた鋼板です。
HARDOXと同じくSSAB社で製造されており、主に構造強度が必要なものに使用されています。
例えば…
- クレーンや車両のフレーム
- ショベルカーのアーム部分
- 橋梁補強材
などなど…使用用途は多岐にわたります。
リフトや農業、輸送業界などで使用されることが多いです。
STRENXもHARDOXと同じく、一般的な鋼板よりも
鋼板の消耗・コストの削減
が期待できます。
さらに切断や加工もお手の物!
精密な切断から折り曲げ加工まで、その優れた成形性によって、使用用途や設計の選択肢が柔軟に広がります。
結局どっちがいいの?
「結局どっちがいいの?」というお声が聞こえてきそうな気配…。
用途や現場の条件によって異なりますが、大鹿の答えとしましては、
- 「鋼材のすり減りや傷、こすれが一番の敵!」ならHARDOX
- 「より強く、より軽い鋼材が欲しい!」ならSTRENX
そうすることで、「耐摩耗性」と「軽量化」、さらには高寿命かつエコである「高いコストパフォーマンス」。
この3点を良いところ取りした製品をつくることができます。
HARDOXとSTRENX、両方の取り扱いがある大鹿なら、そんな提案も一気に実現できます。
\2種類の違いを表にまとめてみました/
| 項目 | HARDOX (ハルドックス) | STRENX (ストレンクス) |
|---|---|---|
| 特徴 | 高い耐摩耗性 (すり減り・傷・こすれに強い) | 高強度&軽量化 |
| 降伏強度 | 1250~1400MPa ※HARDOX500Tufの場合 | 600~1300MPa ※製品による |
| 用途 | 摩耗が激しい場所・部品 (ダンプ荷台、バケット、シュートなど) | 構造強度が必要な場所・部品 (クレーン、車両フレーム、建機アームなど) |
| 衝撃靭性 | -20℃で27J(-4℉で20ft-IB) ※HARDOX500Tufの場合 | 低温でも脆くならず、衝撃吸収に優れる |
| 溶接性 | ◎ 高強度鋼用の工具を使用しての溶接が可能 | ◎ 高強度鋼用の工具を使用しての溶接が可能 |
| コストパフォーマンス | ◎ (耐用年数を延長でき交換頻度が下がることで費用を抑えることができる) | ◎ (耐用年数を延長でき交換頻度が下がるかつ、軽量なため燃費や費用を抑えることができる) |
| 大鹿での加工実績 | ・レーザーでの精密カット ・折り曲げ加工 | ・レーザーでの精密カット ・折り曲げ加工 |
未来のための選択を
さて、ここまでお読みいただいた方は、もう充分にHARDOXとSTRENXについての知識が深まったのではないでしょうか。
HARDOXもSTRENXも「高性能かつ高寿命であり、SDGsにまで貢献できる鋼材」。
大鹿はただの鋼材ではなく、「現場の未来を変えるためのパートナー」でもあると考えています。
未来のための先行投資の第一歩として、いつもの鋼材の代わりや新たな製品や現場の鋼材として、HARDOXやSTRENXという選択もぜひご検討ください。
もし鋼材について気になっている方や、注文を考えていて、どちらがいいか相談しながらじっくり決めたい…。という方、他の鋼材についても教えてほしい…。など悩まれている方もご安心ください!
大鹿ではお客様の要望を丁寧にヒアリングし、用途や条件に合ったベストな提案をさせていただきます。
ぜひお電話かホームページのお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください♪
さいごに
今回のブログは鋼材を取り扱う弊社らしく、HARDOXとSTRENXという鋼材の紹介でした♪
少しでも選択の幅が広がるお手伝いが出来ていたら嬉しいです。
それではまた次回、第五回のブログもお楽しみに~!
